デジタル化が大きく進んだ今、その先駆者として「Z世代」に注目が集まりはじめています。
そこで今回は、若者世代の一つ「Z世代」について、語源や定義、ミレニアル世代やY世代、α世代との違いについてご紹介していきたいと思います。
目次
Z世代とは
日本では1990年後半頃から2012年頃に生まれた世代を指します。
この世代はデジタルネイティブであり、SNSネイティブ、さらにスマホネイティブでもあるといった特徴を持っています。
「Z」の語源について
Z世代の語源は、アメリカ合衆国にあります。
もともとアメリカ合衆国では1965~1980年頃に生まれた世代が「ジェネレーションX(X世代)」とよばれていました。
アルファベット順でXの次がYであることから、この後の世代が「ジェネレーションY(Z世代)」とよばれ、さらにその後の世代が「ジェネレーションZ(Z世代)」とよばれています。
※年代の区切りには、所説あります。
ここからZがきていたとは。。。もっと複雑なメッセージが隠されていることに期待していましたが思ったよりも単純な理由なんですね(*_*)
世代の定義
明確に決められているわけではありませんが、Z世代のほかにも、比較的若い世代を指す言葉をご紹介します。
※各年代の区切りには、所説あります。
ミレニアル世代
1983年頃から1995年頃までに生まれ、2000年以降に成人を迎えた世代を指します。
日本のほか、アメリカ合衆国や英語圏の国々で共通している世代区分です。
Y世代
Y世代も、日本のほか、アメリカ合衆国や英語圏の国々で共通する区分で、前章で触れた「X世代」の後、つまり1981年頃から1990年台後半頃までに生まれた世代を指します。
つまり、Y世代が指す年代は、「ミレニアル世代」と重なっています。
Z世代
改めて、Z世代とは、Y世代、X世代に由来しており、大元となるX世代の由来は、カナダ人作家ダグラス・クープランドの著書『ジェネレーションX』から取られています。
Z世代が指すのは、1990年後半頃から2012年頃に生まれた世代です。
α世代
α世代は、Z世代の次に当たる世代で、アルファベットの最後である「Z」の後がないため、ギリシャ文字の最初に当たるαが採用されたといわれています。
α世代が指すのは、2013年頃から2020年代中盤までに生まれるとされる世代です。
これも、日本のほか、アメリカ合衆国や英語圏の国々で共通している世代区分です。
Z世代の特徴
SNSやデジタルコンテンツが生活の一部に
生まれた時からデジタルデバイスが当たり前に身近にあったため生活のあらゆる場面でデジタルデバイスを活用しています。
1日の中でInstagramやSnapchatを1日に複数回使用し、さらにインターネット上で取引をする際にモバイルデバイスを使用するなど、彼らにとってSNSとモバイルデバイスは切り離せない存在です。
社会問題への意識が高い
Z世代はSNSを通して世界中の情報にアクセスするのが当たり前の日常となっており、国境を越えてさまざまな価値観に触れることで、子供の頃から多様性に富んだ考え方を持ち、社会問題への意識も高いです。
この世代の半数以上は、地球上で起こっているあらゆる社会問題に対して自分の意見を持っているとされ、SNSを通じて意見交換や発信を行っています。
ブランドよりも質や個性を重視
Z世代は名の知れた高級ブランド品よりも“質”や“個性”を重視する傾向にあり、誰も知らないようなブランドでも実用性が高いものや製造工程や原料にこだわりがあるような「本物」を感じることができるものに価値を感じます。
Z世代は様々な価値観から自分に合ったものを選び、自分だけの独特の個性を育てていきます。
そのため、他の世代に比べてより「自分らしさ」を追求する傾向が強いのが特徴です。
体験や娯楽といった「経験」に価値を感じている
Z世代は、スポーツ観戦、映画、コンサート鑑賞といった体験や娯楽にお金を使う傾向があります。
デジタルの情報が簡単に手に入るようになったことで、デジタル化されていない「コト消費」に価値を見出していると考えられます。
また、この世代は多様性を受け入れやすい世代のため、自分自身もさまざまな体験をすることで人間性を高めたいと考える方が多い傾向にあります。
まとめ
以上、「Z世代」についてご紹介しました。参考になりましたか?
私自身、「Z世代」の定義が曖昧でしたが、今回調べていく中で「Z世代」ってなんだかかっこいいやん。。。と思いました!
これからはこの「Z世代」が時代の主役になっていくんですね。
どんな時代になっていくのか楽しみです^^
最後までお読みいただきありがとうございました!
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